今回はテクノマークの「空打ち検出機能」についてご説明させて頂きます。
「空打ち検出機能」とは文字通り、刻印(打刻)が正常に行われなかった(空打ち)場合に、
刻印機が自動で検出してくれる機能をいいます。
通称「IDI Track」とも呼ばれ、テクノマークが国際特許を取得している機能です。
刻印不良が起きた際、製品の特定でお困りになったことはございませんか?
テクノマークは「空打ち検出機能」を標準搭載することにより、そんなお困りの皆様に解決方法を提示致します。
この機能を使えば、量産品において「何時何分何秒」の製品が刻印不良か一目瞭然となり、全数検査も回避可能です!
具体的な機能のご紹介は下記で説明させて頂きます!
●何をもって「空打ち」と判断しているのか?
↓
ずばり、スタイラスと製品との距離を測っています。 ※スタイラスとは刻印するピンの名称です。
下記の図のように、スタイラスと製品までは 通常青い矢印分の距離を取ることができます。
つまり、それよりも離れた場合(赤い矢印)は正常な距離から外れたとみなされ、空打ち検出されます。
上記より更に厳密に距離を設定することも可能です。
スタイラスと製品までの距離を規定値として自由に設定することで、よりシビアな空打ち検出を可能にします。
例えば下記の図では、スタイラスと製品の距離を 3mm の規定値に設定し、許容値を ±1mmにしています。
つまり、「2mm~4mm」 の間であれば正常とみなし、2mm未満もしくは4mmよりも離れた場合に空打ちとみなされます。
*上記機能を使用するには諸条件有(刻印ヘッドの向き、スタイラス長さ、ケーブル長さ等)
下記動画をご参照下さい。
刻印検査でお困りのお客様、「空打ち検出機能」を試してみませんか?
是非一度お問い合わせください!